【Zero Waste Wedding(ゼロ・ウェイストウェディング)】を推奨しています!

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【Zero Waste Wedding(ゼロ・ウェイストウェディング)】を推奨しています!

世界の結婚式がゼロ・ウェイスト ウェディングになるように
ささやかながらオーガーニックやエシカルを推奨しています!

なんだか聞きなれない言葉だと思いますが、まずは『そもそもZero Waste(ゼロ ウェイスト)ってなに?』
ここから紐解いてゆきます。

ゼロ・ウェイスト「Zero Waste」とは

「ゼロ(zero)」=
(アラビア数字の) 0、ゼロ、零、(温度計などの)零度、氷点、(測定の)ゼロ点、基点、起点、(成績・試合などの)零点、最低点「ウェイスト(waste)」=
浪費する、むだにする、逸する、(…に)浪費する、荒廃させる、消耗させる、すり切れさせる、(やせ)衰えさせる、殺す

直訳すると
「ゼロ浪費」・「ゼロ無駄」

要するに、日々の生活で出てきた廃棄物をどう処理するかではなく、
そもそもごみを出さないという考え方のこと。

推奨するようになったきっかけ

ゴミが気になり出したのは、ドイツから帰国してから。
毎週2回も回収されるにもかかわらず、ゴミの日にはゴミ袋が目に入る

当たり前に買い物袋や割り箸が溢れ(ベルリンでは袋は有料だからマイバックがスタンダード)
ペットボトルや缶は何も考えずに捨てる(ベルリンはデポジット制でお金が戻ってくるから簡単に捨てない)
しばらく不便な生活をした私には、日本の豊かさが怖く感じました。

ただ毎日生活をして何気なく捨てている私たち。
必要なモノが簡単に手に入る生活。
なんでもどこでもすぐに買える日常。
おもてなしの反面、過剰なまでの包装
新しいモノが大好きで古い服は当たり前に着ない

本当にこれでいいのかなぁ。
そう思ったことがきっかけになりました。

みんなが知らない真実

日本は世界で一番ゴミを出す国です。

無意識のうちに毎日一人あたり1Kgのゴミを出しています。
それは一つの家庭で年間1トンに及びます。

1トン=500mlのペットボトルが2000本分×5340万3千世帯
(2017年・統計局ホームページより)

年間で 5,3403,000トン
500mlペットボトルが106,806,000,000本
もう訳がわからない数字です。。。

これを繰り返すと
2050年、海に存在するプラスチックの量が魚の数より多くなるそうです。
そして世界のプラスチックの生産量は今なお増え続けています。

この中から一年間で800万トンのプラスチックごみが海に流出している
それは1分間にごみ収集車1台分が海に流れ出ていることになるそうです。

そして最終的には、
マイクロプラスチック(直径5mm以下のプラスチック微粒子)を魚が食べ、それを私達が食べ、
汚染された水を飲み、食物連鎖の末に私達の体に帰ってくるのです。


徳島県上勝町の取り組み

調べるうちに徳島県上勝町がゼロ・ウェイスト運動を推進していることを知りました。

未来の子どもたちにきれいな空気やおいしい水、
豊かな大地を継承するため、2020年までに上勝町のごみをゼロにすることを決意し、
上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)を宣言します。

1 地球を汚さない人づくりに努めます。
2 ごみの再利用・再資源化を進め、2020年までに焼却・埋め立て処分をなくす最善の努力をします。
3 地球環境をよくするため世界中に多くの仲間をつくります!

平成15年9月19日
徳島県勝浦郡上勝町

一人でも多くの方がこの意識を持てば
2020年東京オリンピックの時、世界に誇れる日本になっているに違いありません。


まとめ

世界のゼロ・ウェイスタの中には年間500mlしかゴミを出さない暮らしをしている方がいらっしゃいます。
その方々を見ているとゴミを出さないことが目的ではなくて、ゴミを出さない暮らしを楽しんでいる

極端に減らす必要はないと思いますが、少しづつ捨てない暮らしが広がっていって欲しいなと思います。

結婚式は多くの不要物を出します。
でも物の運び方の過程やパートナー選びで少しでもリユース・リサイクルを心がけている所と
タッグを組み「わっかウェディングを選ぶこと=ゴミが少なくなる」を成立させていきます。
結婚式の一日の中でできることもきっとある。

2020年にゼロ・ウェイストウェディングが日本でもスタンダードになるように、
小さなことからはじめませんか。

参考資料

1:ゼロ・ウェイストとは

燃やして埋めるごみ処理から、ごみの発生自体を減らす政策への転換をめざす考え方。英の経済学者が提唱した。
ごみをゼロに近づける具体的な方法と見通しを立てた自治体が宣言を出す。
96年の豪・キャンベラが初。
日本では上勝町(人口2千人)が03年、大木町(1万5千人)が08年に宣言。
出典|朝日新聞掲載「キーワード」

2:ゼロ・ウェイスト zero waste とは

イギリスの産業経済学者マレーRobin Murray(1944― )が提唱した概念。
2003年(平成15)7月に、マレーの著書『Zero Waste』の日本語版『ゴミポリシー――燃やさないごみ政策「ゼロ・ウェイスト」ハンドブック』(グリーンピース・ジャパン翻訳、築地書館刊)が出版され、日本でも注目された。

「ゼロ・ウェイスト」とは、ごみを焼却、埋立て処理をせず、資源の浪費や、有害物質や非再生可能資源の利用をやめて環境負荷を減らしながら、堆肥(たいひ)化などの物質回収や再生可能エネルギー利用、リサイクルによって、ごみをゼロにする考え方。

「ゼロ・ウェイスト」の目的はごみの発生回避であり、エネルギー消費が少なく、環境負荷が少ない自然代謝を最大限に活用した社会を目ざしているといえよう。
「ゼロ・ウェイスト」の三大目標として、
(1)有害物質を排出しない、
(2)大気汚染を生じさせない、
(3)資源をむだにしない、が提唱されている。
また、「ゼロ・ウェイスト」の重要なポイントである4Lとは、Local(地域主義)、Low cost(低コスト)、Low impact(低環境負荷)、Low technology(高度の技術にたよらない)を意味している。
1996年、オーストラリアの首都キャンベラが初めて「ゼロ・ウェイスト」を政策として採用し、その後ニュージーランド、北米やヨーロッパなどの各都市に広がっていった。

マレーの原著は、イギリス政府にごみ政策の転換を迫った画期的なレポートとして、イギリス本国はもちろん、世界のごみ問題関係者の間で話題にされた。
「ウェイストwaste」は廃棄物、不要物を意味し、「ゼロ・ウェイスト」は廃棄物ゼロを目ざす意味で使われている。
「ゼロ・エミッション」や「ごみゼロ」とも共通するところは、廃棄物問題の根源をなくすることであるが、マレーは高い処理コスト、安全性への懸念から焼却や埋立ての回避を目標にして提唱している。
日本では、安全な処理、減容化処理として焼却が広く使われているので、ダイオキシン類対策など環境保全対策もできている焼却を回避する必要性については、かならずしも賛同は得られていない。[田中 勝]
『R・マレー著、グリーンピース・ジャパン訳『ゴミポリシー――燃やさないごみ政策「ゼロ・ウェイスト」ハンドブック』(2003・築地書館)』

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大野 貴世




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