妊娠初期

無痛分娩ができる産院の選び方。合併症のリスクやメリット

無痛分娩ができる産院の選び方。合併症のリスクやメリット

痛いのは怖すぎる😱絶対に無痛分娩!無痛一択!と決めていた私。
産院を決める時期に、最優先で無痛分娩ができる施設だけを検討しました。

個人院であれば、建物はきれいで料理も豪華でマッサージなどの贅沢なサービスもあり、無痛分娩費も安い!!!じゃ、個人院の方がいいよね〜🥰そんな感じでゆるく考えていたときに、無痛分娩で母子共に亡くなった事故が起きたこともあると耳にしました😱しかも近くの個人院だって。なんてことだ。怖すぎるよ。

無痛分娩をするにしてもしないにしても、知識をちゃんと付けてしっかり判断することにしました✨
これから無痛分娩希望で産院を検討する方に参考にしていただければと思います。

無痛分娩とは?現状の施行率は?

無痛分娩とは、麻酔薬によって分娩時の痛みを軽減するお産のこと。

  • 全身投与法:吸入麻酔薬・静脈麻酔薬*1
  • 区域鎮痛法:・硬膜外麻酔 *2
    ・脊髄くも膜下麻酔+硬膜外麻酔
    ・伝達麻酔・局所麻酔

*1 静脈麻酔薬はほぼしないが、稀に投与することもあるが胎児の呼吸が弱くなるなど影響がある
*2 無痛分娩で強いられることが多い(↓こんなイメージ)

麻酔を使った出産は、1853年に英国で最初に施行され、1940年代に米国で一部硬膜外麻酔による無痛分娩が施行されました。現在フランスでは通常分娩の80%が無痛分娩。日本では2016年時点で全国平均6.1%。地域差があり、東京はもっとも多く25%、大阪では2.5%である(いずれも2016年のデータのため現在はさらに増えていると見込まれる。)

無痛分娩のメリット

以下を考えると、無痛のメリットは大きいですよね☺️
特に出産後に体力があることは大きい気がします。

  1. 分娩中の痛みを軽減
  2. 落ち着いた出産
  3. 陣痛発作時も胎児への十分な酸素補給が維持できる
  4. 分娩後処置の鎮痛
  5. 体力温存、出産後早期から育児が可能
  6. 帝王切開時の麻酔に利用

麻酔科医が24時間在中しているかが決め手

私が出産する産院は、大阪府下で有数の周産期センターのため、24時間いつでも麻酔科医が常駐している特徴です。常にいることで、いつでも安全に無痛分娩ができる。そして南大阪エリアで最後の砦と言われる大きな病院なので何があっても大丈夫。迷った末に、美味しい料理や綺麗な設備を諦めて、安心できる産院を選びました。

  1. 和痛=痛みを和らげ「いきむ感覚」が残るように麻酔ができる
  2. 麻酔開始後も薬剤の種類を適宜調整✨時期ごとの痛みに応じてオーダーメイドで対応してくれる
  3. 自然に陣痛がきたタイミングで処置するので、計画分娩はしません(赤ちゃんが産まれたいタイミングを重視💕)

麻酔科医が24時間常駐していない場合

麻酔科医が昼間しかいない、夜は不在、休みの日がある産院もあります。
麻酔科医なのか産婦人科医なのかは事前に確認しておくと安心だと思います。

  1. 計画分娩になるので、計画日より早い出産になった場合、日時によっては自然分娩になる可能性もある
  2. 麻酔のプロではなく、産婦人科医が兼任することもあるため処置や対応に産院ごとに差がある
  3. 陣痛促進剤を用いて陣痛を起こすので、副作用でごく稀に子宮破裂を起こすことがある(無痛分娩に限らない)

麻酔の効果の伝え方・痛みの調整

痛みレベルを10段階で表現。
全く痛くないのを0として、想像する最大の痛みを10とした時に、採血の痛みはどのくらいかを予め考えておく。
(人によっては、レベル7泣きたくなる痛みかもしれないし、レベル1何も感じない人もいる。主観でOK)
採血の痛みに対して今どのくらい痛い?
麻酔投与後の痛みが2~3位がベスト。
コミニケーションをとりながら調整をお願いしましょう。

またPCAポンプを導入しているところは、自分でボタンを押して痛み止めを入れることも可能。
ロックがかかり、安全な量しか入らなない機械です。効果が現れるまで20〜30分ほど時間がかかります。
コツは痛みが強くなってきそうなタイミングで使用すること。
痛みが強くなってから投入すると大量の薬を使用しなければいけなくなり、結果長くなるので、
我慢しすぎずに早めに投与する方が少量で済むため、結果的に安全です。

無痛分娩による合併症のリスク

メリットだけではなく、無痛分娩にはリスクも存在します。
こちらも判断材料にしてください☺️

1:硬膜下血腫や硬膜外血腫

🔹血腫による神経圧迫により、一時的、永続的な神経障害
(発生頻度:およそ20万〜50万例に1例

2:神経学的合併症

🔹直接的な神経障害:針やカテーテルによる障害・局所麻酔による障害
🔹妊娠・分娩による神経障害:児頭による圧迫・分娩対位
(発生頻度:全分娩の1%

3:高位・全陣髄くも膜下麻酔

🔹硬膜外カテーテルのくも膜下腔への迷入→呼吸ができなくなる。呼吸停止。意識消失。
専門医が見れば正しく見極めることが出来る
(発生頻度:0.006~0.07%)

4:局所麻酔薬中毒

🔹カテーテル血管内迷入→舌・口唇の痺れ・金属様の味覚・多弁・呂律困難・興奮・めまい・視力障害・母体の痙攣・不整脈・心停止
(発生頻度:0.01~0.2%

5:低髄圧性頭痛

🔹頭痛
(発生頻度:0.75%

6:低血圧

🔹麻酔開始後は頻回に血圧を測定します→嘔気や嘔吐、胎児の一過性の徐脈

7:過強陣痛

🔹一時的に子宮収縮が強くなり胎児の一過性徐脈が起こる

8:その他

🔹アレルギー、感染、発熱、背部痛など

無痛分娩が分娩に与える影響・子供に与える影響

分娩は遅くなる傾向にある
🔹陣痛発来後に無痛分娩を開始することが望ましい
🔹分娩の蔓延(20分位差がある)
🔹促進剤の使用の増加(お産が進みにくい)
🔹器械分娩の増加(吸引など)
🔹帝王切開率は変わらない

子供に与える影響はなし
🔸アプガースコア(新生児の状態)には影響されない
🔸臍帯動脈血ガス分析は影響されない
🔸母乳哺乳に影響を及ぼすことはない

麻酔のタイミング・無痛分娩の流れ

通常分娩の場合は、陣痛が5分間隔で病院に連絡しますが、無痛の場合は10分を切って7~8分になれば、病院に連絡します(初産婦の場合)麻酔後は食べれないので、エネルギー補給は必須です😤

子宮口が3~5センチくらいになり、強い痛みばかりが連続してやってくる頃が麻酔の入れるベストタイミング。麻酔を入れると歩けない(危ない)ので、ベッドの上で座るか寝る姿勢で自由に過ごしてOK😄
(助産師さん曰く、産褥ショーツを履いていくとチェックしやすくて助かるそうですw)

トイレは導尿(痛くないんだって)、飲み物は水・お茶・スポーツドリンクのみ。
携帯を見る余裕はあるみたい。もしかして無痛って暇なのかな?🤔

子宮口が全開になったら助産師さんの合図で赤ちゃんが降りてくるタイミングでイキむ。
2〜3時間で誕生します🥳
無痛分娩でも最後は自分の力で産むので体力は必要です🥰

まとめ

無痛分娩のメリットはとても大きいですよね🥰
無痛一択だったのですが、実は臨月に入ってもまだ迷っています。
それは、少なくてもリスクが気になるから😢
当日決めてもいいみたいなので、直前まで悩もうと思います。

どれだけ確率が低いとはいえ、どこの施設であっても、合併症は起こることもあります。ほとんどの子が無事に産まれてくるのでメリットばかりが広がり安全なイメージがとても強いと思います。情報を知ろうとしなければ合併症のリスクが存在することが薄れてしまいます。重篤な状態になった時、適切なタイミングで、適切な対応が出来るかは、施設によって異なります。
検討中の方は、万が一自分の身に起こったときに、無痛分娩を選んだことを後悔しないように、事前にリスクを知った上で環境が整っているかでを見極め、産院を選んで欲しいと思います💫