出産翌日🐓無痛の合併症（硬膜穿刺後頭痛）の処置・ブラッドパッチ🍊

出産を終えてから、退院までの記録です📛
陣痛も辛かったけど、出産後の頭痛も本当に辛かったな。。。
合併症あなどるなかれ。

出産後から朝にかけて症状

🕓am4:00 入室から5時間後　
🧑🏻‍⚕️「トイレ行けますか？」
👩🏻「はい、どうだろう・・・」少し動こうとしたら頭が割れそうに痛い。いや本当に割れてるんじゃないか。
👩🏻「・・・頭が痛くて無理そうです。」
🧑🏻‍⚕️「じゃ動かなくても大丈夫です。導尿しますね」
出産してから、恥じらいがどこかに行ってしまった😅
自力でトイレに行くまで、点滴は外すことが出来ないけど、そんなことはどうでもいい😭

🕖am7:00
🧑🏻‍⚕️「どうですか？」
👩🏻　起き上がろうとして激痛が走る「・・・無理です。」
昨晩からあまり食べていないので、朝ごはんを食べれるものだけでも口にするように指導を受け、寝た状態でパンを齧った。寝ていると頭も痛くない。

🕗am8:00
麻酔科の先生が来て説明を受ける。やはり昨日の麻酔の影響のようで、本来麻酔をいれるべき所とは違う箇所に刺したことによる合併症のよう😱横になると頭痛がなくなり、起きると激痛が押し寄せる症状はまさにそれ。硬膜穿刺後頭痛ではないか、と。
2~3日麻酔が自然に消えるのを待つか「ブラッドパッチ」という処置をする方法があるみたい。
もちろん処置をしたからと言って治るかは保証出来ない。様子見ますといって話を終えた。

❓無痛分娩の合併症である硬膜穿刺後頭痛とは

要約すると、麻酔後、座るか立つと悪化、寝ると改善する頭痛のこと。詳細は以下。

硬膜穿刺後頭痛（腰椎穿刺後頭痛）は腰椎穿刺の5日以内に発症し，坐位・立位をとると15分以内に増悪し，臥位になると15分以内に改善する頭痛である。非拍動性の鈍痛で，両側性に後頭部や前頭部に起こる。項部硬直，耳鳴，聴力低下，光過敏，悪心などを伴うこともある。腰椎穿刺後の1～40％に合併し，リスク因子は女性，妊娠，若年，やせ型，太い穿刺針である。
日本医事新報社さんのサイトより

🕘am9:00
この激痛を数日間たえるの・・・できるかな。
頭も痛いけど会陰の傷や痔も痛い。NICUにいった我が子は？大丈夫なの？入院中にお世話できないと意味ないよ😭😭😭
無理。ナースコールを押して「ブラッドパッチお願いします・・・」処置をお願いした。

🕙am10:00
麻酔科のドクターから、ブラッドパッチの説明。効くかはわからないけど、大きなリスクもなさそう。多少リスクがあってもこの頭痛から開放されるなら、やるしかない。

❓ブラッドパッチとは

分娩中、硬膜外麻酔の時に穴が空いた箇所と同じ場所に、自分の血液を入れて血栓をつくり穴を塞ぐことで、頭痛を緩和する処置のこと。90％がよくなる。詳細は以下。

ブラッドパッチとは、血液が固まることを利用して、硬膜から髄液が漏出している部位を塞いでいく方法です。血液（ブラッド）で穴を防ぐ（パッチをする）ため、ブラッドパッチと呼ばれます。まずは、髄液が漏出している付近に針を挿入します（硬膜外穿刺と言います）。その針から硬膜外腔に血液を注入していきます。すると、そこから硬膜外腔に広く血液が広がっていきます。こうすることで徐々に血液が固まり、硬膜の穴を塞いでいきます。
メディカルノートさんのサイトより引用（こちらのリンクより飛べます）

麻酔科のオペ室での処置

🕚am11:00ストレッチャーで麻酔科の処置室へ移動。
小児医療の総合病院だけあって、移動中の天井に色画用紙で作った動物が貼ってあり、これなら子供も怖くないだろうな〜など考えてる間にオペ室に到着した。部屋も子供向けでポップな色のキャラクターがたくさん。
先生も看護師さんも笑顔がすてきな仲の良さそうなチームだ。テレビで見るイメージとは全く違い、明るく楽しそうな場所。
横向きになり血圧計が取り付けられる。
背中に目印のセロハンのようなものが貼られ、背中が水浸しになる感覚（おそらく消毒液かな）
同時に右手に採血用の処置が施される。

🧑🏻‍⚕️「麻酔いれますね」「血液抜きますね」「今から注射しますね」
ひとつひとつの動作の前に誰かが必ず説明をしてくれる。小児医療の先生って分かりやすくて物言いも優しくて安心できる。
腰の高さに部分麻酔の針が入る。そのあと血液をいれる針を入れて右手から採った血液を注入し終わり。
時間にして５分くらい。